医師によるアナタ救出法|複雑な心の病気と豊富な治療法

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心身の疾患と精神の疾患

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ストレス社会といわれる現代社会においては、ただ普通に日常を送ることさえ困難を感じているひとが増えています。職場での軋轢や、学校生活での人間関係という中で、取り残された気持ち、自分だけが行き場を失うといった不安感が心の病気の引き金になっていく場合は少なくありません。この心の病気の温床にいるような日常を、どう乗り越えればいいのでしょうか。心の病気というものは外から見えずらく、他人や家族にさえ相談しづらい病気です。時には自分自身さえ気づかない場合も往々にあります。そういう中で、心の病気は重症化して心に根付いていきます。重症化したこの病は、専門家の医師に身を委ねることが、懸命な選択です。病気を放置することは、自傷行為や、まれにはそれが他者に向けられ危険をも孕んでいます。いちど心の病気に陥り重症化させると、自力でそこから這い上がることは、かなり困難になります。専門の心理カウンセラーや臨床心理士に心の内を開き、内に閉じ込められた鬱々とした思いを第三者に勇気を出して打ち明けてみましょう。思いを言葉にするということは、とても難しいことです。しかし、自分の中だけでぐるぐる反芻させていた思いを、外に出すという作業はこの病気を克服する、大きな一歩になるはずです。例えば、風邪をこじらせたら内科の医師に診て貰い、症状に合わせた適切な薬を処方してもらいます。それでは心の病気はどうでしょう。放置していては風邪のように拗れていきます。そうなる前に勇気を出して、病院のドアを開けてみましょう。

まずは、自分の症状は一体どこで見てもらうべきなのかと考えます。これは、はじめての場合はとても難しい問題です。心療内科と精神科の違いがそもそも分かりづらいからです。あちこち回されて、無駄足を踏まないように、事前に違いを知ることが大事です。ここでこの二つの専門医はどう違うのかを知る必要があります。まず心療内科では主に、心身症を扱います。心身症を分かりやすく言えば、心の病気が元で、胃炎や気管支炎などの炎症や癌など、物理的に異常が生じ障害がおきる場合があるのが心身症です。これは、レントゲンやカメラの検査で目で見ることが出来ます。レントゲンなどで見えなくても、腸に異常をきたし、便秘や下痢を引き起こす過敏性腸症候群などが病状として現れることもあります。心が何らかのストレスなどで、極度の不安や鬱々とした気持ちに陥り、尚且つ心身に異常がある場合はまずはすみやかに心療内科を受診してみて下さい。専門カウンセリングを受け、新しい元気な自分を取り戻しましょう。次に紹介する精神科は心療内科と違い、精神疾患を専門に扱うところです。ここでも、もちろん心の病気、心の症状をみます。不安、抑うつ、不眠症状、イライラ、幻覚、妄想など体にだけ現れるものではなく、主に精神に異常がでることを、精神疾患といいます。これらにはうつ病や総合失調症、神経性不眠なども入り、心身症のように病状がレントゲンやカメラ検査で目に見えるような症状はあまり起きません。そこが、心身疾患と精神疾患の大きな違いと言えます。まず自分の症状をよく知ることが大切です。今ひとりで悩んでる方がいるとしたら、勇気を出して、専門医のドアを叩いてみてください。